たかがクラスTシャツ、されどクラスTシャツ

たかがクラスTシャツ、されどクラスTシャツ

注意したい、著作権について

クラスTシャツを作る。ブランドのロゴやキャラクターなどをモチーフにしたパロディーTシャツは、クラスTシャツの世界ではとても人気がありますね。しかし、中にはかなりきわどい作品が見受けられることも確かです。
 
クラスというと世の中ではそれほど大きい存在ではないかもしれませんが、目立たなければ何をやっても良いというわけではありません。クラスTシャツといえども、著作権者の権利を勝手に侵せば、それはモラルに反することです。では、どんなパロディーTシャツならば著作権を侵害しないのでしょうか?
 
著作物を使用する場所が学校でもダメ?
著作物を学校の授業で使用するのであれば、著作権者から許可を得る必要は無いと著作権法で定められています。学校で行われる行事は授業として認められていますが、そのために「Tシャツを作る」という行為は授業とは認められません。そのためクラスTシャツは著作権をしっかりと意識して作る必要があるのです。
 
著作権があると考えられるもの
  • 歌手やタレント、有名人などの名前
  • メディア上の写真や文章など
  • アニメや企業のキャラクターなど
  • 企業のブランドやロゴなど
 
たとえば上記のようなものには、権利者や権利を持つ団体が存在します。彼らはその権利を使用してグッズなどを販売し、利益を得ることができますが、何の権利も無い人が、無許可でキャラクター等を使用して利益を得た場合は、権利者の利益を犯したとして処罰されることになります。
 
SNS時代のクラスTシャツは著作権と無縁ではない
一昔前はクラスTシャツや学園祭の宣伝用メディアなどに、アニメキャラクターの絵がプリントされていることは当たり前のことでした。これらのメディアは校内だけで使用され、校外にもれるようなことも無かったので、著作権者の目に触れることも少なかったのだと思われます。
 
しかし、このインターネット時代、FacebookやInstagramなどのソーシャルメディア(SNS)全盛です。誰かが撮影した写真がシェアされ、光速でシェアされる時代です。シェアがシェアを呼び、炎上が炎上を呼ぶことを忘れるわけにはいきません。著作権者が存在するものをクラスTシャツに使うことは避けましょう。
 
パロディーTシャツは?
パロディーTシャツに関しては微妙なところですが、クラスTシャツをプリントしてくれる多くのショップは、著作権についてひじょうに真面目に考えています。こうしたショップでは、
 
雰囲気を感じることはできるものの、ロゴやキャラクターそのものは使っていない
 
独自デザインのパロディー用テンプレートを持っていることが多いので、そういうものを利用するようにすれば、著作権侵害の心配はありません。
 
パロディーであったとしても、その元ネタが存在することが明確な場合は、著作権者の承諾を得る必要があります。
 
オリジナルデザインでクラスTシャツを作る場合、プリントショップにデザインデータを送る必要がありますが、このデザインにキャラクターなどが描かれていた場合、その状況によりプリントを断られる場合も考えられます。
 
ディズニーは著作権に対し、ひじょうにシリアスな会社ですので、ディズニーキャラに似たキャラクターがプリントデータに含まれていた場合は、プリントを断られる場合もあるので注意が必要です。
 
では、どうすればいいのか?
パロディーTシャツは、やはり「クラスTシャツの王道」ですから、できれば作りたいですよね?前述したように、多くのプリントショップでパロディー用のデザインテンプレートを用意しているので、そのデザインをモディファイしてクラTを作ると良いでしょう。せっかくクラスが校内イベントのために一丸となっている時に、トラブルで水を差したくはないですからね。
 
プリントショップが提供しているテンプレートの中には、こんなにたくさんのパロディーネタがあるんですよ!
 
  • ラルフローレン風
  • Route 66風
  • ラコステ風
  • スプライト風
  • 不二家風
  • アディダス風
  • モンスターエナジー風
  • Boss風
  • ゴーストバスターズ風
  • スーパーマン風
  • ファブリーズ風
  • イケア風
  • セックスピストルズ風
  • レゴ風
 
まだまだたくさんあります。こうしたテンプレートを使えば、まず著作権侵害の心配はありません。存分にパロディー魂を発揮してクラスTシャツをデザインしちゃいましょう。
 
他にもある、クラスTシャツデザインアイデア
実はインターネット上には、ルールを守ることにより、誰もが使用することのできる素材がたくさんあります。Tシャツデザインの際にはひじょうに参考になるのでご紹介しておきましょう。
 
CCライセンス(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)
CCは、インターネット時代の新しい著作権ルールです。作品を公開するにあたり、
 
ある条件を遵守するのであれば、作品の自由な利用を認める
 
という作者の意思を明らかにするためのシステムと言えます。
 
CCについて詳しくは、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのホームページ(https://creativecommons.jp/)を参照してください。
 
クラスTシャツをデザインする場合、自由に使えるCCライセンスは、CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)です。このCC0の表示がある画像データは、撮影者がすでに著作権を放棄しているため、商用においても自由に使用することができます。ただし、インターネットの画像検索だけではCC0の画像なのかどうか判断できないケースが多いため、Pixabay(https://pixabay.com/)というサイトを利用します。
 
PixabayはCC0ライセンスの画像を集めたサイトです。膨大な数の画像データをストックしているPixabayは、クラスTシャツのアイデア探しには十分すぎる場所です。Pixabayでは、高解像度画像の他、Adobe Illustrator用のデータをダウンロードすることもできます。Adobe Illustratorは、多くのTシャツデザイン・プリントショップが使用しているアプリケーションなので、直接データがダウンロードできるのはありがたいですね。
 

どうしてもクラスTで著作権が存在するキャラやロゴを使いたい

クラスTシャツをデザインする上で、ここまで気合いの入っているクラスは珍しいかもしれません。しかし、どうしてもというのであれば、著作権者に連絡してみることをおすすめします。クラス単位では正直、難しいかもしれません。しかし、学校単位となれば話は別です。学校を通して、キャラクター等のオーナー会社広報部にダメ元で突撃してみましょう。
 
学校単位という条件付きですが、販売促進につながるという理由で、意外にもあっさり「オッケイ」してくれるケースはあるようです。さすがにパロディーは無理かもしれませんが、実際のキャラクターを使わせてくれるのであれば万々歳です。販促グッズや実際の商品まで提供してくれたという例もあるそうですので、「どうしても」というのであれば、チャレンジしてみましょう。
 
参考:クラスTシャツなどにおける著作権などの処理(https://n10n.exblog.jp/4497586/
 
著作権に気を配って、楽しいクラスTシャツ作りを
パロディーTシャツが人気のクラスTシャツですが、ロゴやキャラクターには著作権者が存在し、許可を得ずにデザインを使用したり、二次的に使用したりすることは、著作権の侵害に当たります。キャラクターやロゴが使用される機会が、たとえ体育祭や文化祭という学園内のイベントであっても許されません。そのため、以下のルールを徹底しましょう。
 
  • パロディーTシャツを作りたい場合は、ショップのテンプレートを利用する
  • 画像データを使用するならCC0ライセンス
  • どうしても使いたいなら、学校単位で著作権者に連絡してみる


学校関係者専門クラスTシャツ製作|ノーブル